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例えばの話

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イエ〜イ‼︎         のぶです‼︎

 

インスタグラムを始めてもうすぐ5カ月

犬 猫 景色 その他プライベートショットが満載

たまーにヘアスタイルも載せてるよ(≧∇≦) {718F0801-2C2D-4812-A0C3-94348869E083}☟☟☟

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 例えばの話ね

あくまでも例えばの話だよ







ある所に一軒の床屋さんがあったとさ

店主の名前は 中村 幸治(仮名)45歳

若かりし頃 10年の修行期間
師匠や先輩の言いつけを守り それはそれは真面目に仕事に取り組み 少ないお給料で質素倹約し貯めた資金で 予てから念願であった自分のお店を持ったとさ

それが今から約15年前
開店当初は親戚縁者や友達 もちろん元勤め先の師匠や先輩 後輩 同僚 お付き合いのあった業者さんも含め たくさんの人が来てくれみんなが祝福してくれました

近所の人たちも少しずつではあるけれどこの町に新しくできた床屋さんに興味を持ちお客さんとして来てくれるようになりました

開店から一年が経つ頃にはお店もすっかり起動に乗り安心して暮らせる毎日が訪れました

当然 商売ですから売り上げが良いときもあれば悪い時もあったけど それでも年間で考えれば勤めていた頃よりは収入も増え 生活に余裕もでき 思い切って独立して良かったと思える日々が続きます

ところが
それから三年が経つか経たないかという頃 フと気づきました
「なんだか最近暇な日が増えてきたような…」

実は気づいてはいたのです
その前から薄々 なんとなーく気にはなっていたのです

本来であれば朝から晩までひっきりなしにお客さんが来てくれるはずの土日も手が空く時間が増えてきていることに

平日の昼間が暇なのはこの業界の常として仕方がないにしても 夕方から夜にかけて仕事帰りのサラリーマンの方が来てくれるはずの時間帯に賑わうことなくシャッターを下ろす日が増えていることに

それでも最初は気のせいだと思うことにしてやり過ごしていました
「大丈夫 大丈夫 次の土日はまた忙しくなるさ」
これまでの経験で自分の中に芽生えた不安を振り払いました

次の土日 心のどこかにあった悪い予感は的中しました
これまで経験してきた[土日は忙しい]という感覚とは明らかに違うのです

「大丈夫 大丈夫 月末の25日が過ぎればまたドッとお客さんがきてくれるさ」
そう信じ 自分に言い聞かせたものの 結果はやはり同じでした

「大丈夫 大丈夫 どうせ来月は12月 暮れは死ぬほど忙しくなるぞ〜♪」

やはり結果は数年前の絶頂期のようにはなりませんでした

ここで店主は焦りました
初めて現実を受け止めました

「このままではマズイ…」

そう思い 年明けから気持ちを入れ替え しばらくの間行かなくなっていた講習会に参加することにしました

有名な先生のカットや メーカー主催の新商品のお勉強会 はたまた新しいメニューを提供するべくリラクゼーション系の講習会にも積極的に参加し熱心に勉強に励みました

それから一年後 その甲斐あって また順調にお客さんが増え続けたかというと残念ながら売り上げの減少には全く歯止めが効きません

心細く 不安な日々が続きます

ある時 いつぞやの講習会で知り合った隣町の二つ年下の床屋さんからお酒の席に誘われました
「いつも連んでる床屋仲間の飲み会が月一あるから良かったら中村さんもどうですか?
いろんな話ができて楽しいですよ」

飲み会かぁ…
懐の寂しさは気になりつつも
「同業者の集まりだったらもしかしたら売り上げ回復のヒントが何かあるかもしれない」
そう思った中村は日曜日の夜 店じまいの後 指定の居酒屋に行くと そこには年代はバラバラではあるものの同業者が合わせて五人  皆でテーブルを囲みジョッキを片手に談笑していました

軽く自己紹介が済み 輪の中に溶け込んでみると そこでの話題は こないだの休みに行ったパチンコの話 趣味のゴルフの話 最近来たお客さんの噂話 はたまた奥さんに対する愚痴…
要するに仕事とは全く関係ない話ばかりでした

それでもやっとできた同業者仲間との時間はそれなりに楽しく それぞれがお酒も進み より砕けた雰囲気に

そこで そのメンバーの中では最年長である 一番影響力を持っているであろう五十代半ばの男が切り出しました
「しかしなんだなぁ 昔は良かったよなぁ
我々が若い時分は今より景気も良かったし 暮れなんか毎日倒れるくらい忙しかったもんだよ
昼飯が食えないなんてのは当たり前で 夜中の10時 11時まで営業するなんてのもザラだったなぁ」

それがきっかけとなり 他のメンバーも
「そうそう 土日は開店前にお客さんが並んでるなんてのが当たり前でしたからねぇ」
「あの頃は三週間にいっぺんパーマかけに来る客がいっぱいいてなあ それはそれは儲かったもんだよなぁ」
昔話に花が咲きます

しばらくすると先の最年長の男が話題を変え
「しかしなんだなぁ 隣町にイオンができたのが三年前かぁ あれからこの町も人の流れがすっかり変わっちまったなぁ」

これを皮切りに他のメンバーも続きます
「そうそう うちの商店街なんかどの店も閑古鳥が鳴いてますよ 閉める店も増える一方…」
「でもな 我々はまだマシかもな 手に職はあるし髪は伸びるからこの商売がなくなることはない」
「そうっすよね ま 昔に比べて客は減ったとはいえ飯が食えなくなる程ではないし 月にいっぺんこうして酒が飲めてるだけいいっすよ」
「リストラに怯えるサラリーマンに比べりゃ恵まれてるわな」

さらに話題が変わり
「そういやまたあそこに1000円カットができたってな」
「あーはいはい 二丁目の駅前のですね あそこも結構流行ってるらしいっすよ」
「アイツらのおかげでこちとらやりにくくてしょうがねえよなぁ  駅前の一等地だし チラシはバンバン配るし」
「ウチの客もどんだけ取られたか…」
「まあ しょうがねえよ こんだけ景気が悪いんだから でもそのうちきっとまた良くなるさ」
「そうっすよねえ あー 安倍さん早くなんとかしてくれねえかなぁ…」
「じゃ とりあえずアベノミクスに期待! って事で もう一軒行きますか‼︎」
「おーう 明日は休みだし そうしようそうしよう♪」








なーんてことがあったとしよう 

あ! しつこいようだけど例えばの話だかんね

完全にフィクションだから‼︎

そこんとこ踏まえた上で
これを読んでどんなことを感じたかな?
何を思ったかな?





















明日につづきます



 

 

 

そんなこんなで今日も朝から晩まで

笑顔溢れる野武屋本店でした〜



ってな‼︎


ちん‼︎
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【野武屋本店】 

住 所 千葉県市川市湊新田2-1-18-103

電話番号  047-399-7778 

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